脱毛サロンの脱毛効果と人気の脱毛方法

脱毛サロンの脱毛方法は?

脱毛サロンで最もポピュラーな施術方法は、光脱毛です。光脱毛は、医療クリニックで行われているレーザー脱毛と比べると効果が低いといわれることが多いですが、これは医療クリニックで使用できる出力よりも小さい出力での施術であることから一般的に良く比較されます。ただし、単純に出力が高いから良いというわけではありません。

 

医療レーザー脱毛の場合は毛根を完全に破壊することで半永久脱毛をするという仕組みですが、光脱毛では毛根まで破壊するわけではなく、メラニン色素という黒い色素に反応する光を照射することで毛が生える力を弱めるという仕組みになります。

 

光脱毛のメリット

光脱毛のメリットの一つに、低価格で施術できるという点があります。

エステでは医療行為を行うことができないため、医療レーザー脱毛と比べると、かなりお手軽な値段で施術することができます。また、出力が引くいので、痛みもなく、デリケートな肌の方や痛みに敏感な方でも比較的施術を受けやすいという特徴があります。

 

副作用などのリスクも低い為、とても人気のある施術方法でもあります。もちろん、出力が低いから効果も少ないのではと考える方も多いですが、そこは回数でカバーすることができます。

 

参考までに医療レーザー脱毛に4回通う必要がある場合、その2,3倍の回数を目安として考えましょう。もちろん個人差もありますし、脱毛の程度の希望によってもそこは変わってきます。だいたいの目安でいけば回数は12回ほど、期間で言うと1年半から2年間くらいを見ておくと良いでしょう。

 

光脱毛の効果は使うマシンによって変わる?

光脱毛といっても、脱毛サロンによってそれぞれ使う機器に違いがあります。欧米から輸入されている機械を使う所もあれば、純国産機器を使う所もあります。大きく分けると「IPL方式」と「SSC方式」があります。

 

IPL方式はキセノンランプを使用しています。こちらの光は肌のシミやそばかすといったポイントの治療にも使われるライトで、美白効果があるとされています。一方SSC方式ですが、これはイタリアの方式で、抑毛効果のあるジェルを塗ってその上から光を照射することで、ジェルと光のタッグで脱毛しようという方式です。

 

こちらは産毛に関してはより効果を発揮すると言われています。産毛というのは見て分かるようにメラニン色素が少なく目立たない毛です。こういうタイプの毛は黒い色素が少ないため、光脱毛での効果はあまり期待されていませんが、ジェルとの相乗効果で産毛にも効果があるとされていますので、産毛が多めという人であればこちらのSSC方式を選択する方が良いでしょう。

 

毛のタイプによって効果は変わってくる?

身体の体毛といっても、濃い毛もあれば薄い毛もありさまざまです。一見薄い毛のほうが弱くてすぐに抜けると思っている方が多いと思いますが、実際は逆に太くて黒い毛のほうが抜けやすいです。

 

光脱毛というのはメラニン色素に反応させて脱毛をする仕組みですので、より太く、黒い毛のほうがより反応が大きいため、効果が大きいと言われております。

 

逆に細い毛や産毛、色素の薄い茶色い毛の方は光脱毛では効果が少ないと言われております。白髪のように色素が無い髪においては、効果が全くないといえます。色素の薄い方や産毛などを脱毛したい場合は、毛穴1つ1つに電流を流して毛根を破壊するタイプのニードル脱毛が向いています。

 

肌質によって効果に差がある?

脱毛は肌質も効果に影響を及ぼします。これは肌が白くやわらかい人の方が、照射される光がより深部に届きやすいと言われているためです。また、色素沈着などで黒ずみのあるような方は効果が半減してしまう場合もあります。

 

例えばデリケートゾーンは黒ずみなどが多い部位でもあるため他の部位と比べると効果が出にくいでしょう。顔の毛に関しても通常の脱毛より難しいと言われているため、部位によっては通う回数が増やしたり、他の方法を選択するなど、場所や肌の環境にあった脱毛法を選びましょう。

 

全身脱毛は月額制プランが人気

身体の一部なら安い脱毛でも、全身脱毛となるとけっこうな高額になってしまいます。しかし、最近では月額制プランを取り入れているクリニックも増え、毎月一定の額を払って全身脱毛を始めるという料金プランが人気です。

 

これなら、今まで高額で手の届かなかった人でも、計画をもって支払うことができますよね。しかし、この月額制プランには一つ注意点があります。月額制といっても支払い方法がそれぞれ異なります。例えば毎月決まった額を支払うとしても、特に何回で終了という決まりはないタイプのものがあります。

 

やめたい時に解約料などなしにやめられるのがメリットですが、施術できない月でも支払いがあるのがデメリットです。別のパターンとしては、あらかじめ回数が決まっていてその総額を月単位で割って払っていくという分割払いのようなものがあります。

 

途中でやめると解約料がかかるのがデメリットですが、通った分だけ料金がかかることになるので無駄なお金が発生しないというメリットもあります。サロンによって支払い方法はまちまちなので、事前に確認を忘れないようにしましょう。

 

効果を実感するまでの回数は?

脱毛には個人差があるので、実際に何回通えば効果が出るの?と疑問を持っている方もたくさんいらっしゃいます。おおよその目安では最初は約10日くらいであれ?と思うような効果が出てくると思います。

 

ただし、一回の施術ではまたすぐに次の毛が生えてくるだけですので、毛周期に合わせて繰り返し行うことが必要です。また、繰り返すことによって、少しずつムダ毛が細く薄い毛に変わってきます。平均では5.6回目で効果がはっきりとしてきて、12回くらい目からほとんどの毛が無くなったと感じられるようになります。

 

光脱毛を複数サロンで掛け持ちする意味はあるか

医療レーザー脱毛よりも光脱毛のほうが料金は安くなるのが一般的ですが、期間がその分長くなるというのが光脱毛のメリットでありデメリットでもある点です。しかし、光脱毛は好きな時に好きなだけ脱毛ができるわけではありません。

 

ムダ毛には毛周期と言うものがあって、施術が効果を発揮するのは成長期にある毛だけだからです。毛周期には成長期、退行期、休止期などと呼ばれる一連のサイクルがあります。肌の表面にはたくさん毛が出ていますが、実は表面に生えている毛は全体の毛の一部に過ぎません。表面に出ているのは成長期や退行期の毛なのです。

 

そのため、毎日同じ部位に光を照射したところで効果が2倍3倍になるわけではありません。一定の期間をおいて別の毛が出てきたころに照射して処理しなければならないのです。

 

脱毛を早く終わらせようとして複数のサロンを掛け持ちしてまわったとしても、短い間に同じ部位に照射しつづけるという意味はありません。最低でも1,2カ月は空ける必要があるでしょう。

 

脱毛サロンで行われる無料カウンセリングを利用して、毛周期のだいたいのサイクル期間を事前に確かめてタイミングを図るなら掛け持ちが悪いわけではありませんが、短期間での連続施術の効果は意味のない行為となってしまうため、注意しましょう。